‘負担付贈与’
負担付贈与とは何ですか？
負担付贈与とは、受贈者に一定の債務を負担させることが条件である財産贈与のことです。この際に、個人から負担的贈与をされたときには、贈与財産の価額から負担額を除いた価額に贈与税が課されます。ただし、贈与された財産が土地や家屋などの際には、贈与税の課税価格はその贈与時における通常取引価額の相当額から負担額を除いた価額によります。また、資産の譲渡とは有償無償関係なく有する資産を移転させる一切の行為を指しているので、通常の売買のほかに負担付贈与も資産譲渡があったものとして課税されます。このときには譲渡所得の収入金額は受贈者が負担する債務額となりますが、賃貸中の建物の所有権移転があったときには、賃借人から預かっている敷金は建物の旧所有者から新所有者に引き継がれ、新所有者の債務となります。
